イムノアッセイ

心筋トロポニンI

cTnI3

心筋トロポニンI

トロポニン(Tn)複合体は、トロポミオシン、アクチンとともに横紋筋筋原繊維の細い繊維(太い繊維:ミオシン)を構成しており、トロポミオシンに沿って間隔をおいて並ぶ小球状の分子です。
Tn複合体はトロポニンI(TnI、分子量約23,500)、T(TnT、分子量約37,000)、C(TnC、分子量約18,000)の3つの蛋白質サブユニットから構成され、TnTはトロポミオシンとの結合、TnCはカルシウム結合、TnIはミオシンとアクチンの相互作用抑制をつかさどっています。

その中でTnIは心筋および骨格筋の速筋、遅筋の3種のアイソフォームが存在し、アミノ酸配列がそれぞれ異なることから、心筋トロポニンI(cTnI)は高い心筋特異性を有しています。
心筋が障害を受けるとcTnI-C-T、I-C、Tなどの形でcTnは血中に逸脱します。cTnIは急性心筋梗塞(AMI)発症後3~4時間で異常値を示し、10~16時間でピークに達した後、異常高値は5~8日間持続します。

MYO(ミオグロビン)やCK-MBと比較しカットオフ値からの変動が非常に大きい(健常者では基本的に検出されないレベル)ことから、微小心筋壊死も鋭敏に検出可能です。また、心不全患者におけるcTnI高値は潜在性心筋壊死の存在を示唆し、予後予測にも適用が進められています。




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