CA125
癌抗原125
CA125は、1981年Bastらがヒト卵巣癌細胞株OVCA433を免疫原として確立したモノクローナル抗体OC125によって認識される抗原で、分子量が20万以上の糖蛋白です1)。
血清中CA125は上皮卵巣癌で高い陽性率を示すことから、CA125の測定は卵巣癌のマーカー、治療効果の判定及び経過観察に有効な検査として広く利用されています2)。またCA125は、子宮内膜症においても高値を示すことが知られており、子宮内膜症のマーカーとしても利用されています。
1) Bast C.R.Jr.,et al.,J.Clin.Invest.,68,1331(1981)
2) Yacobs I.,Bast C.R.Jr.,Human Reproduction,4,1(1989)
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