糖尿病マーカー
日本における糖尿病患者は、潜在的なものを含め2,200万人以上と言われ、国民の5人に1人という、国民的な病気となっています。
糖尿病の診断や経過観察にはHbA1c(ヘモグロビンA1c)検査が重要であり、弊社はこの分野において高い水準の精度、迅速性を誇る測定系をご提供しております(詳しくは本HPの「グリコヘモグロビン分析計」のページをご覧ください)。
糖尿病の病態把握においては、血糖値調節を担うインスリン、およびインスリンとともに生成されるC-ペプチドの測定も重要です。
インスリンは血糖降下作用をもつホルモンとして、膵臓ランゲルハンス島より産生、分泌されます。膵β細胞中では、まずプレプロインスリンとして合成されたポリペプチドが、粗面小胞体内でプロインスリンとなり、さらにゴルジ体まで運ばれたあと分解されてインスリンとC‐ペプチドが生成されます。これらは分泌顆粒中に貯蔵され、刺激に応じて細胞外に分泌されます。
1960年YalowとBersonによりラジオイムノアッセイ(RIA)法が開発され、インスリンの測定が可能になってから、耐糖能異常との関連が解析されてきました。現在ではインスリンは抗体を用いたRIA法およびエンザイムイムノアッセイ(EIA)法により測定されますが、得られた値はImmunoreactive Insulin(IRI)として表示されます。同様に、RIA法、EIA法にて測定されたC-ペプチドは、C-Peptide Immunoreactivity(CPR)と呼ばれています1)。
1) 永田 他、内分泌機能検査の実際 インスリン・C-ペプチド系、ホルモンと臨床、43、夏季増刊号、95-102(1995)
詳しくは、それぞれの項目のページをご覧ください。
インスリン(IRI)
C-ペプチド(CPR)
詳細な性能紹介等を記載したテクニカルレポートをご用意しております
(お問合せフォームにてご請求ください)
「お問い合わせフォーム」は、東ソー株式会社ウェブサイトにリンクします。
糖尿病