freePSA
遊離型前立腺特異抗原
PSAは血中ではα-1 Antichymotripsin(ACT)と結合したcomplexPSAと遊離型の free PSA が免疫活性のあるPSAとして存在しています。
血中total PSA濃度が4~10ng/mLのグレイゾーンと呼ばれる領域では、約20~40%の頻度で前立腺癌が発見されており、前立腺肥大症等の良性疾患と鑑別するためには直腸診、超音波診断などの精密検査を行い、最終的な診断には生検が行われています。
前立腺肥大症等の良性疾患ではっ前立腺癌に比べ free PSA 濃度が高いことが報告されており、 total PSA 濃度における free PSA 濃度の比(F/T比)を求めることで、前立腺肥大症等の良性疾患と前立腺癌を効率よく鑑別でき、二次検診や受診者の負担を軽減できると考えられています1)。
1) Egawa S.,et al.,Cancer,79,90(1997)
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