T4
サイロキシン
FT4
遊離サイロキシン
一般にT4(またはFT4:遊離型T4)は甲状腺機能亢進症では高値、甲状腺機能低下症では低値を示します。甲状腺から分泌されたT4の大部分は血中のたん白質(TBG、アルブミン、等)と結合して存在しており、FT4は総T4量の約0.03%とわずかです。TBG欠損症や異常症、妊娠等では、結合蛋白濃度の変動によって、甲状腺機能が正常であっても、T4(総T4)が異常値を示す場合があります。一方、FT4は平衡状態が保たれているため、蛋白濃度の変動の影響を受けにくいとされています。
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